番組を首になったプロデューサーのベッキーがやっとありついた仕事は、低視聴率の朝番組。伝説的なニュースキャスター、マイク・ポメロイを連れて来ることに成功したが、マイクは、朝の番組の目玉となるゴッシプやファッション、天気などの情報をフォローすることを拒否。マイクと一緒に番組を仕切るベテランのパーソナリティ、コリーン・ペックとも対立してしまう。一方、ベッキーはプロデューサー仲間のアダムと付き合うことになるのだが、仕事一筋でおまけに空気も読めないベッキーに対しアダムも困惑し、関係が綻び始めてしまう。ベッキーは人間関係、自分の評判、仕事、そして、番組の存続というプレッシャーの中でもがき続けるが…。 ≫予告編
≪監督≫ ロジャー・ミッチェル
≪製作総指揮≫ シェリル・クラーク/ガイ・リーデル
≪キャスト≫ ベッキー(レイチェル・マクアダムス)
マイク(ハリソン・フォード)
コリーン(ダイアン・キートン)
アダム(パトリック・ウィルソン)
ジェリー(ジェフ・ゴールドブラム)
≪MY評価≫
満足度 :★★★★☆
オススメ度:★★★★★
感動 :★★★★☆
スリル:★☆☆☆☆
笑い :★★★★☆
後味 :★★★★★
選曲 :★★★★☆
≪こんな人におススメ≫
・女性(特にOL)。
・スカッと気分転換したい人。
・仕事に行き詰まりを感じている人。
・仕事への高いプライドを持っている人。
・過去の栄光を捨て去れないでいる人。
【KY娘の破天荒な生き様】
ベッキーは昇進するかと思いきや、逆に突然首にされて転職活動に入るんだけど、やはりそうはうまくいかない。まして、ベッキーのように情熱だけでやってきた人間には難しいだろう。
でも、就活中の僕としてはそんな破天荒なベッキーの面接を見て、なんだか参考になる部分が多かったな。情熱だけと言ったらそれまでだけど、その情熱も一定レベルを超えると大きな才能のような気がしたからだ。面接ではベッキーのように情熱を思いっきりぶつけていく方がいいのかもしれない。(事実、それで内定とれたし・・・。)
話がそれてしまったけど、ベッキーがなんとか就職できたのはデイブレイクという朝の低視聴率番組。この状態で受け持とうなんて負け戦で大将を買って出るようなもんなのに、ベッキーにとっては番組の現状がどうとか関係ないんだね。大好きな仕事ができればそれでOK。そんな考えなんだ。そんな考えのもと仕事ができている人って実はけっこう少ないんじゃないかな。やっぱり給料は大事だし、できればいい役職に就きたいし・・・。ベッキーのこういうところはすごく好感持てたな。
ベッキーが出勤すると、その職場は想像以上に腐っていた。それを見たベッキーは使えないキャスターやスタッフをとっとと首に(笑)。このシーンはすごく爽快だった。ああだこうだ言って文句言っているベテランキャスターをたった一言で首にしてしまうんだもん。
その後ベッキーが連れてきたのが、過去の栄光を引きずる大物キャスター、マイク・ポメロイ。さすがのハリソン・フォードといったところなのか、大物キャスターのオーラが見て取れるようだった。
ここからのベッキーとマイクとの攻防はもう「コントか!」って突っ込みを入れたくなるくらい笑いどころ満載だった。二人の呼吸も歳の差を感じさせないくらいぴったりなんだな。その後、番組打ち切りの窮地に立ったベッキーが、壊れた(笑)。完全に狂った(笑)。人はぶっ壊れると何でも出来ちゃうんだねww朝の健全な情報番組だったデイブレイクはコリーンの活躍も相まって完全なコメディ番組に・・・。でも、それがまさかの大受け。
いやあ、ほんとにあの手の女は開き直るとすごい!!
番組の打ち切りも無くなり、ベッキーはヘッドハンティングされる。本来なら二つ返事でOKと答えるはずだけど、せっかくうまく行き始めたデイブレイク、そしてマイクとの関係を断ち切ることに抵抗を感じるベッキー。みんなもベッキーを祝福するけど、どこか寂しそう。仕事の上でステップアップすることを考えるなら、別れを惜しんでもしょうがないのだけど、ベッキーの気持ちはすごくよくわかる。
そして、ここからが感動のラスト。あれだけテレビで料理を披露するなんて嫌だと言ってツンケンしていたマイクがベッキーの為に料理コーナーへ出演する。ここはいいシーンだったな。ハリソン・フォードのあの優しい顔。ベッキーに「戻って来い」と言わなくても、あの顔を見れば誰だって戻りたくなるわ!!涙は流さないながらも、さわやかに感動して後味の良いハッピーエンドだった。
ただ、邦題に対しては若干不満が残る。この感想でも特に触れようと思わなかったくらい、この映画で恋愛要素はただのおまけだったからだ。この映画は、ベッキーがいろいろな問題を抱えながらも、大好きなプロデューサーという仕事に奮闘する姿を描いているもので、『恋とニュースのつくり方』という題はちょっと・・・。まぁ、「・・・のつくり方」とか「・・・のはじめ方」とかは流行ではあるけどね。
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特に『ワーキング・ガール』がおすすめ。若き日のハリソン・フォードが拝めますよ!!
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