ページ

2011年6月20日月曜日

自己分析はエピソード探し!?

前記事「自己分析は必要ない!?」では、さんざん就活の自己分析は必要ないと述べてきましたね。
それでも、かといって何もしないのも不安という人がいると思います。だからあえて、僕のやっていた就活においての「自己分析のようなもの」をご紹介します。

それが、タイトルにも書いた「エピソード探し」です。
これは、ESを書く上でも重要な作業ですし、面接で自分の言っている事に説得力を持たせる意味で非常に重要です。


何でこれが自己分析になるかというと・・・
エピソード探しというのは自分の過去を振り返ることですね。自己分析も要は自分の過去を振り返ることなんです。
「過去の出来事に対し、自分がどういう感情をもちどういう行動をとってきたか。それを振り返ることで今の自分はどういう人間でこれからどんなことをしていきたいのか。」これを考えるのが自己分析。
そう考えると、「エピソード探し」って自己分析みたいなものですよね。「自己分析」なんてしようとするから、よくわからないんです。これを読んでいる皆さんはぜひ「自己分析」ではなく「エピソード探し」に取り組んでください。


では、具体的に「エピソード探し」の方法を説明します。
まず、自分がアピールしたい強みを決めます。(何でもいいです。どうせ、最終的には行きたい企業の人材像に合わせるわけですから、何個も強みを用意しとけばいいんです。)

例)強み:「向上心が高い」

強みが決まったら、いよいよエピソード探し。これを裏付けられるようなエピソードを探します。(多ければ多いほど、説得力が増す上に、他の強みの裏付けにも利用できます。)

例)  ・高校時代のソフトテニス部で毎朝、自主練を行い、インターハイにも出場した。
    ・アルバイトで上司に「そこまでやらなくても大丈夫なのに」とよく言われるくらい、
     業務向上の為に貢献した。
    ・学校の授業だけでは英語の勉強が足りないと思い、週1で英会話教室にも通っていた。
    ・etc..


これはあくまで例なのでざっくり書いていますが実際にはもっと具体的にだいたい100字~150字くらいで書けると、使い勝手がいいです。
以上が「エピソード探し」です。簡単でしょう?しかも、実はこれはそのまま自己PRにもなっているんです
さらに、今の作業の逆を行うと、同じエピソードでも少しいじるだけで、違った強みを導き出すことができます。

ソフトテニスの経験⇒チームワークを大切にできます。
ソフトテニスの経験⇒勝ち負けがはっきりする世界⇒成果が数字で表れる営業のような仕事が向いている。
ソフトテニスの経験⇒キャプテンとしてチームをまとめた⇒リーダーシップ
ソフトテニスの経験⇒即座の判断の連続⇒判断力、決断力。
ソフトテニスの経験⇒友だち以外の多くの人と交流⇒社交性

などなど、いくらでも作れます。だから、エピソードさえ見つかれば、企業に合わせてアピールする強みを変えていけばいいのです。

「ちょっと待って!そんなことしてたら本当の自分がわからなくなる!」って思った人。
それは少し違います。上のソフトテニスの経験は実は、僕自身のものなのですが、導かれた結論に嘘はありません(プロセスに若干の脚色はありますが)。どれも本当の自分です
強みなんて一つではありません。たくさんある中から、企業が求めている人材像に合わせて取捨選択すればいいのです。

1 件のコメント:

  1. この投稿について質問やご意見がある方は気軽にコメント、もしくはtwitterでのリプライお願いします。特に、反論など大歓迎です、勉強させて頂きます。

    返信削除